2012.12.26 自己啓発・講演・セミナー
講演会やセミナーで質問する人の動機は？

キーワード：和田裕美質問

先日、社外取締役の和田さんが朝礼でスピーチするときに、私は社員たちに「はい、和田先生に質問のある人？」と聞いてみました。

突然のふりなので、手を挙げる人もなく、「すみません・・・」と和田さんに言って、そこでまた、和田さんがそれを受けて、いい話をしてくれました。

私は最近、朝礼で、社員たちに質問を投げかけて、手を挙げてもらうようにしています。

さて、今日の朝礼で、
「この間の和田先生の話の続きだけど。
私は講演会やセミナーに行ったら、なるべく前のほうに座って、何か質問ありませんか？と司会者が聞いて、誰も聞かないようなら、ハイって、手を挙げて聞くの。
笹川さんは、どういう思いや動機、どういう性格だから、そういうことができると思う？
これはなかなか難しいから、すぐわかった人には、ランチお小遣いあげます！」
と、聞いてみました。

すぐ、女子の手があがりました。
社員「社長は、こういうと失礼ですけど、せっかくいい話を聞いていて、元をとらないと・・・という気持ちが強いのでは」

私「んー！いいとこつくねぇ。私はケチだから。なんでも元とらないと、って思うもの。さすが！でも、これが一番の動機ではないので、他に？」
と、次々聞いていきました。

社員「質問することによって、さらに相手から引き出せることがある」

社員「自分の印象を良くするというか、相手に覚えてもらう」

私「素晴らしい。そういう心掛けも積極的でいいわねぇ。私の場合はちょっと違うのだけど」

社員「せっかく講演で話してくださった方に、何も質問や聞きたいことがないのは、失礼になる」

私「そうそう、そう。それをもっと違う表現ですると？」

社員「気遣い」

私「そうそう。気遣いというか、私のサービス精神ですね。

普通は、何か変な質問しちゃって、自分が恥かかないかな、とか、自分本位ですよね。
でも、相手の立場になれば、私も講演させてもらうことがあるので。

それなりに準備してきて、一生懸命お話するわけですから、何か反応のお返しをしたいですよね。
だって、私、目立ちたがり屋じゃないし・・・

私たち、サービス業だから、そういうサービス精神もっと発揮していきましょう」
そんな朝礼でした。

大勢の前で、質問できる人って、「あの人、自信に満ち溢れているなぁ、堂々としているなぁ」と一見みえるかもしれません。

でも、私のように気弱な者が、講師の先生に、「あー、この人はとにかく自分の話を一生懸命聞いてくれたんだ」と喜んでもらいたい、という動機から質問していることもあると思うのです。

ただ、それが結果的に、相手の印象に残ったり、後日またお会いすることができたり、親しくなったりすることがあるので、積極的な姿勢は、運や出会いを引き寄せるのだと思います。

＜笹川祐子の感謝ブログ＞　創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

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