2011.11.28 起業・経営・会社
恋と愛の違い～会社編

キーワード：会社創業者

大王製紙御曹司の逮捕がニュースになっていますね。

ひところ、「会社は誰のものか」という議論がありました。

創業者一族というのは絶大な力を持つものです。

オープンに透明な、公明正大な経営が行われているだろうか、ということも会社を選ぶ基準の一つとなりますね。

さて、就活ブログでのおススメ本。

飯田史彦先生の『人生において、「会社」とは何か』

この本は、学生さん、新人、若手社員、管理職、 それぞれの立場の人が、なんとなく思うこと、 疑問に、

わかりやすく語って、メッセージを伝えています。

「社長さんへのメッセージ」は、何度も心して自分との会話をしました。

ありがとうございました！

「就職活動にのぞむ学生諸君へのメッセージ」が、先生と学生さんの会話形式で書かれています。

１０分もあれば読めるものですが、大変、奥の深い、考えさせられるものです。

○就職活動は恋愛と同じ。

でも、「恋」と「愛」とは違うことに気づくことが、就活の大きな成功条件のひとつ。

さて、「恋」と「愛」とはどう違うのでしょう。

先生の定義です。

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恋とは、相手が持つ所有物（容姿・性格・才能・富・仕事・家柄などの属性）に価値を感じて一時的に高揚する「相手に受容されることや相手を支配することによって、相手と一体化したい」と願う感情である。

愛とは、自分という存在の価値認識と成長意欲から生まれるものであり、相手がただ存在してくれていることへの感謝ゆえに決断し、永続的な意志と洗練された能力によって実行しようと努力する、相手の幸福を願い成長を支援する行為である。

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会社に恋するというのは、条件や待遇にひかれたり、魅力的な資産がなくなったり、業績悪化したり、給料や地位の見返りがなくなったら、あっという間に恋から目覚めて、簡単に会社を棄ててしまう。

会社を愛するというのは、どういう状況になっても、「今は苦しいけど、この会社と一緒に頑張って、共に成長し、幸せになってやるぞ」ということなんだ。

そういう先生に対し、学生さんが、「そんな、現実離れした無茶苦茶な理屈だ」と学生さんが反論します。

学生さんはともかく、社会人のあなたもそう思いませんか。

でも、ここから、会社の理性的な選び方、感情的な選び方、自分の存在価値、じゃあどうやって愛する会社を見つけられるの、と面白く展開していきます。

ぜひ、自問自答し、考えながら読まれると楽しいと思います。

人生の大きな成功条件の一つも、「恋」と「愛」の違いに気づくことでしょうか。

☆今日の一冊

「人生において、「会社」とは何か」

著者：飯田史彦

人生において、「会社」とは何か PHP文庫/飯田 史彦

￥420

Amazon.co.jp

＜笹川祐子の感謝ブログ＞　創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

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