2021.10.28 自己啓発・講演・セミナー
蛍茶屋主催「注目のSDGs企業 ヘラルボニー」ゲスト登壇しました。
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
出雲へ御礼の旅をしてまいりました。
出雲大社はじめ、宍道湖の夕日、お天気に恵まれました。
さて、ヘラルボニーという企業をご存じでしょうか!?
こんな凄い企業を若い双子の起業家が立ち上げ、注目を集めています。
日本を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。
先日、ベストベンチャー100を運営するイシンのオンライン勉強会にて、
こちらの若い起業家に、私はゲストナビゲーターとして、お話を聞きました。
蛍茶屋主催「注目のSDGs企業 ~福祉とアートを融合した実験的な会社~」
テレビ朝日 報道ステーション|「怒りの矛先は社会」障害のある作家のアートを「ビジネス」にて放映。
ヘラルボニーとは
会社のHPには、このような記載です。
<異彩を、放て。をミッションに掲げる福祉実験ユニット。
企業・自治体・団体・個人の抱える課題に対して、福祉を軸としたアプローチで社会実験を共創していきます>
知的障害者を1人のアーティストとして世界に輩出し、ビジネスとして成立させています。
障害者に対してのパラダイムシフト
ヘラルボニーでは、「障害」は個性であり、特性である。
決して、「かわいそう」というものではない。
障害者に対して、支援・貢献しなきゃ、という、上から目線ではなく、障害という一つの特性をもつ人間が、アーティストとして活躍できる社会を。
確かに今の社会は、障害者を「支援しなくては」という、それが社会の責任であるという社会通念というか常識があると思います。
ですから、彼らの力強いメッセージに触れる中で、私自身も、「障害者を支援する」という上から目線の立場だったことに、とても恥ずかしく感じました。
ヘラルボニーの事業は、結果的に、地方創生や社会貢献につながっているのですけど、社会貢献という文脈には、載せたくない!」という。
彼らが起こしたいのは、生涯に対するイメージのパラダイムシフト。
ヘラルボニーの理念、「障害は欠落ではない」
障害者のアートをビジネスとして成立させる。
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私は、ゲストナビゲーターを務めるにあたり、企業研究を一生懸命やりました。
大学院の課題のように、企業分析する情報も色々集め、楽しかったです。
ヘラルボニー×髙木ビル×PLEIN 3社による共同プロジェクト 「BIRTH GALLERY」
週末、美容室で、ヘアカラーの間にもスマホを色々みていると、
その日の夕方、麻布十番のレストランとビルとヘラルボニーのコラボイベントで、ディナーに松田社長のゲストトークがあるというのを発見!
すぐにネットで予約し、実際に行ってきました。
とても素敵なイベントでしたので、また別記事にて、ご紹介いたします。
右は松田社長(弟さん)
私の中に湧き上がった疑問。サンクチュアリ的な約束があったのだろうか?
そもそもヘラルボニーという起業のきっかけは、双子の兄弟の4つ上のお兄さんが、自閉症で、子供の頃から、周囲の差別や偏見にあい、それを変えたいな、との想いです。
双子の兄弟は、大学卒業後、兄は、ゼネコンで被災地の再建に従事。
弟は小山薫堂さんの元で企画、プランナーとして活躍。
そして、弟さんの声がけで会社設立となり、弟が社長でクリエイティブ統括、東京在住。
兄は、営業統括で、岩手在住です。
創業して、僅か3年の間に多くの新規事業を立ち上げ、大手企業や自治体とのコラボを展開、魅力あるアート作品を様々な形で社会に発信してきたその急成長・急拡大ぶりに、驚きです。
スピードが凄すぎる。
もしかすると、大学生の就活の時には、もうこのような事業の構想があって、2人の間で、約束が交わされたのではないだろうか。
私の疑問は、途中から確信に変わっていったのです。
「サンクチュアリ」という漫画みたいに。
この漫画は日本を変革するために、親友の2人が、お前は表にいけ、俺は裏をいく。
政界と裏社会でのし上がっていく若者の物語です。
このように、
兄はゼネコン、建築建設関係、地方創生のような仕事へ、弟はアートや企画を勉強、修行してくるからと約束されていたのでしょうか?
と聞いたら、そうではなかったのですが、大学時代に、今の元となる話はしていたそうです。
だから2人の心の中に漠然とあったものが、それぞれ経験を積まれ、周囲の応援を受け、爆発しているのだと思います。
企業理念の言語化と社内隅々までの浸透、インターンまでが素晴らしい!
サイトの全般を通して、哲学や思想が言語されています。
抽象概念の言語化は非常に難しい。
単なるコピーライティングを上回る言葉の強さを感じます。
異彩を放て、
「福祉実験ユニット」「障害は「欠落」ではなく、「絵筆」になる」とか、
これは、専門のブランドコンサルの方がいるのか?
弟の社長が、小山薫堂さんの元で企画の仕事をされてきて、社長がクリエィティブ統括なので、社長自身が書かれているのか、聞いてみました。
「異彩を放て!」という言葉は、会社設立の際に、大先輩がお祝いにくださったそうです。
それ以外は、社長自身が考えて書いているというのです。
さらに、会社のミッション、バリュー、カルチャーコードなど全て明文化され、その理念が社内の隅々まで浸透されているように見受けられます。
私も経営理念の末端までの浸透をと頑張ってきたんですが、すごく難しかったです。
だから余計に、若い兄弟の起業家の偉大さがわかります。
この蛍茶屋オンライン勉強会のインタビュー全文が、別メディアで公開予定です。
とっても中身の濃いものになっています。
その際には、またリンクいたします。
→(2021年11月5日現在)ログミーさんに公開されました。
注目のSDGs企業 ~福祉とアートを融合した実験的な会社~ #1/3
麻布十番でコラボイベント、京橋ギャラリーについては、こちらの記事に。
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