2023.03.29 本・読書
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」著:鴨志田穣
キーワード:アルコール依存症
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
WBC 侍ジャパン、優勝おめでとうございます!
皆さんの活躍が素晴らしかった。
世界一ですものね。
日本中が沸き上がりました。
さて、新しい気付きを得た本があります。
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
漫画家の西原理恵子さんの元ご主人、戦場カメラマン鴨志田さんがアル中体験記を綴ったものです。
浅野忠信さん主演で、映画化もされました。
最近、親しい人の悩みが、家族の強度のアルコール依存症。アル中への対応です。
私も他人事とは思えません。
自分もかつては、かなり飲んでいましたし、今もワインが大好きです。
でも、睡眠スコアを計測するようになったり、1日運動を2時間するようになると、酒量はかなり減りました。
ビールは0.5%の微アルコールをジンジャーエールで割っています。
友人に自慢すると、そんなら全く飲まない方がいいんじゃない?と笑われてしまいますが。
私は創業時からの数年は、年末年始の休み以外、ずっとハードワークをしながら、遅い時間からダッシュでかなりビールをあおっていました。
飲酒の習慣は恐ろしい。
やめられなくなるのです。
自分でもまずいなぁと思っていたところ、ある日、ふっと、「飲んでる場合じゃない!」と天の声のようなものが聞こえてきて、それから4年間、完全に酒断ちできました。
2000年から2003年。
その後、ポリフェノールは体にいいと聞いて、赤ワインだけ飲むようにしていたのですが、3年ほど前からまたビールを飲みだしていました。
そして、現在はかなりの減酒中ということになり、深みにはまらずに、自分は幸運で守られているのだと思うのです。
アルコール依存症になるかならないかも、紙一重かもしれません。
ストレスや問題があって、飲んでいるうちにだんだんと常習化して、最後は、自分でお酒のコントロールができなくなります。
私が今回、気づけた大事なポイントは、依存症の人に、お酒をやめさせようとか減らさせようとしても、本人の力では、できないということです。
アルコール依存症とは、「脳の病気」なのです!
アルコールによって病的な変化が脳に起こり、自分自身で調節がつかなくなってしまう病気。
意志が弱いとか道徳観が低いとか、家庭環境が悪いとか社会的問題で生じるものではないのです。
できないから病気なのであり、最終的には、本人から、アルコールを抜く病院や施設へ行こうと決意させないと。
そこに至るには家族の支えが大きいこともわかりました。
この著書の鴨志田さんは、かなり重篤なアルコール中毒患者でした。
でも、さすが、戦場カメラマンで世界の紛争地を見てきた人だからか、人間への洞察力が鋭く、病院で出会う仲間や周囲の人への温かいまなざしが素敵です。
闘病自体は悲惨なのですが、ユーモラスです。
アルコールで全身がぼろぼろの状態で、アルコールからの離脱に向き合う中で、ガンに冒されていることがわかるのです。
最後の願いは、離婚した家族のもとへ帰りたい。
家族のもとへ帰ってから、幸せな時間を過ごして亡くなります。
享年42歳。
あまりにも若すぎます。
アルコール依存症の寿命を調べたら、平均年齢は51歳!
内閣府の資料によると、さまざまな身体合併症、事故(飲酒運転)、自殺などで死亡する人が多く、放置しておくと死に至る病気なのです。
最初は自分が好んで飲んでいても、そのうちに、お酒に飲まれるようになってしまう。
私自身も、酒飲みや依存症の人を自分も含めて「だらしないなぁ」と思っていたので、それは大きな間違いだったと大いに反省しています。
しばらくアルコール依存症に関するものを読み続けて、より理解を深めていきたいと思います。
この鴨志田さんの本の内容はアマゾンの紹介から
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生きてて良かった――そう思える、幸せ。
「不器用でも抱きしめようとする生き方に、心、動かされました」――浅野忠信
アルコール依存症で離婚。10回の吐血。
再飲酒(スリップ)。ついにアルコール病棟に入院することになった、元戦場カメラマンの「僕」。
そこで出会った個性的な面々との生活が、僕を変えた。うちに帰りたい――。
依存症を克服し、愛する元妻、子供たちとの時間を取り戻したが、そこには悲しい現実が……。笑って泣ける私小説。
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下記、内閣府の資料は大変参考になります。
「アルコール依存症について」
https://www8.cao.go.jp/koutu/chou-ken/h21/pdf/ref/90-99.pdf
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