2023.05.04 ライフリノベーター
「死ぬまで、働く~97歳・現役看護師の生き方」著:池田きぬ
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
ゴールデンウィーク、暦通りのお仕事の方は今日から連休ですね。
北海道もこの数日はお天気のようです。
昨日は、滝川市のびっくりドンキーでランチしました。
私はここの大根サラダが大好きで、大盛を。
さて、私の長期的な目標は、「生涯現役、85歳まで元気に社会活動」ライフ・リノベーターとして、後半人生を充実させていこう、です。
まさにそんな私のお手本となるような、素晴らしいおばあちゃんの存在を知りました。
97歳で現役看護師として、三重県の介護施設で働いている、池田きぬさんという方の本を、オーディブルで聴きました。
こちらも歩きながら、感動して、涙があふれてきました。
池田きぬさんは、大正13年(1924年)生まれです。
前年、大正12年に関東大震災が起き、高校生・女学校の頃は第二次世界大戦のさなかです。
この本では97歳現役看護師とありますが、令和5年の現在は、99歳です。
池田さんの歩みを、プロフィールなどからまとめると以下になります。
三重県に生まれ、地元の女学校を卒業後、1941年赤十字の救護看護婦養成所へ進む。
1943年、19歳のとき、海軍に療養所として接収された湯河原の旅館に、看護要員として招集。
終戦後、地元に戻り結婚。長男・次男を出産。
30代後半で精神科の副総婦長になり約20年、最後の1年は総婦長を務める。
定年退職後は、訪問看護、介護老人保健施設、グループホームなどの立ち上げにも関わる。
75歳のとき三重県最高年齢でケアマネジャー試験に合格。
88歳で三重県のサ高住「いちしの里」に勤務。著書では、97歳の今でも週1回、現役で勤務を続けている。
2018年75歳以上の医療関係者(当時)に贈られる第4回「山上の光賞」を受賞。
2021年11月『死ぬまで、働く。』(すばる舎)を出版し、著書の中では、97歳の今でも週1回、現役で勤務を続けている。
と、戦時中を生き抜いて、100歳近くまで現役で働いている姿に感動します。
池田さんは、なんと91歳までオートバイに乗っていました!
そして、92歳まで、週4日勤務!
施設のほとんどの入居者が池田さんより年下です。
池田さんは、大正13年に5人姉妹の末っ子として生まれます。
当時は産めよ増やせよの時代ですし、女性も多産でした。
すぐ上のお姉さんは小さいころに亡くなったそうですが、上のお姉さんたちやご主人の介護をして最期まで看取りました。
姪御さんたちはすでに施設に入所し、姪御さんのお子さんたちが、近所に住んでいて、車を出してくれたり、気にかけてくださってるようです。
こちらYouTubeでみることもできます。
↓ ↓ ↓
兵士を看病した戦時中からずっと現役‥「仕事がある限り働き続ける」97歳の看護師の生き方 #CBCドキュメンタリー – YouTube
紙にメモした体温や血圧をスマホに入力するのです!!
もちろん、画面がすぐ変わったり、わからなくなったりしますが、若い看護師さんたちに教わりながら、最新機器を使いこなす姿も素晴らしい。
そして、総婦長としてバリバリやってきて、叙勲を受けているのに、偉ぶらない謙虚な姿勢も、見習いたいものです。
定年後の人生で、昔の肩書を出してしまうのは、多くの人がやってしまうこと。
なかなかできることではありません。
少しでも人様のお役に立ちたい、純粋な思いに、後光がさしている感じを受けます。
家族で住んでいた家を売却し、小さなアパートで一人住まい。
周りに迷惑をかけないように、できる限り、自立する。
オーディブルで聴いたので、セリフが頭にすっと入ってきて、聞き入ってしまう。
「年だからと甘えてはあかんですね。できることは自分でせな」
「若い人のサポートをするのが年寄りの役目」
「勤務が終わると、体はえらい(=しんどい)です。でも、家に帰ってくると、『今日も働けた』という感覚が爽やかなんです」
「やっぱり体はえらくなる(=疲れる)けれど、仕事中は休まず。きびきびと動き、入居者1人1人に親身に声をかける。
「お世話する入居者はほとんどが自分より年下。みなさんが元気になり、家族の方が喜んでくれるのが何よりの喜び……。」
池田さんのこれからの目標が、「自分が施設に入ることになったら、そこでも何かボランティアをしたい」
やられました。
ぜひ、YouTubeご覧ください。
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