2023.08.06 ジェンダー、社会課題
ジェンダーギャップ指数2023 男女平等125位
キーワード:ジェンダーギャップ指数女性活躍推進男性の家事育児参加
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
昨日は、夏野菜カレーが無性に食べたくなり、野菜やお肉をたっぷり入れ、ギターの練習をしながら、2時間ほど煮込みました。
煮過ぎてしまったのか、玉ねぎ・ナス・オクラ・パプリカ・豚肉はすっかり溶けてしまい、かろうじて、ニンジンとしめじの形があるだけ。
ちょっと残念な気分になりましたが、味は最高でした!
2023年のジェンダーギャップ指数
さて、今年もジェンダー・ギャップ指数が発表されました。
世界各国の教育・健康・政治・経済分野の「男女平等」度合いを指数化したもので、スイスの団体 世界経済フォーラム(WEF)という機関が、毎年報告書を発表しています。
なんと日本は、146か国のうち125位(前年は116位)で、2006年の報告書発表以来、過去最低の順位。
主要先進国の中でも、最下位が続いています。
「教育」では、識字率や進学率が問われ、「健康」分野では健康寿命などで、日本は男女平等の状態に近いのです。
しかしながら、「政治」と「経済」の分野で大きく足を引っ張っています。
「政治」では、議員の女性比率が1割と低く、女性閣僚もわずか。女性首相が誕生したことがない。で、138位(146か国中)
「経済」では、役員や管理職の女性比率が少ない、停滞。で、123位(146か国中)
特にこの2項目は後進国や途上国にも大きく差をつけられています。
毎年のランキングから気づくこと
毎年のランキングや上位国の指数から気づくことがあります。
日本だってそれなりに政府も経済界も課題を認識し対応はしているのだけど、それよりも諸外国の多様性を重視した国家づくりや経営のスピードが早く成功しているのだということ。
他国はもっと頑張っているんだということ。
「政治」分野で、女性議員が少ないので、子育て関連政策(少子化対策)や、男女の賃金格差解消などへの取り組みが遅れてきたとも言えます。
「経済」分野では、働く女性の数は増えてきているのに、管理職比率はぐっと少ないのです。
これは「女性が管理職になりたがらない」という会社側の意見がありますが、管理職を目指す女性が管理職になれる環境が整っていないという現状です。
女性活躍推進は、企業側の福利厚生と、家庭での男性の家事育児参加が両輪なのです。
そして世界の経済環境のめまぐるしい変化の中、他国は経済合理性の観点からも多様な人材を活用しています。
男女平等という人権の観点はもちろんですけど、それ以上に、儲けよう、儲けるには女性も多国籍人もみんな活躍してもらおう。
そういう多様な人材がイノベーションを起こしていきます。
日本はいまだ高度経済成長時代の雇用形態、人事制度に縛られているのが残念。
おめでたい私でも、日本は完全に取り残されてしまったような絶望感を感じてしまうのです。
なぜ日本は変われないのか
ではなんで日本は、変われないのか。
いろいろな角度からの分析が多々あるでしょうか、やはり平和だからでしょうか。
実際の家庭では、奥さんが財布のひもを握っている場合も多く、暮らしの中で、発展途上国に比べたら女性の地位が著しく低いわけでもなく。
私の周囲の男性経営者は、だいたいが奥様に頭があがらないし(よく怒られているし)奥様への気配りや配慮が素晴らしいです。
でも、このジェンダーギャップ指数が停滞、過去最低というのも、日本が30年停滞していることの大きな要因だと考えています。
とはいえ、身の回りのできることからやっていこうと思ってます。
まずは、女性社外取締役をもっと輩出していくこと。
今年から勉強会を開催、今度で4回目を迎えます。
そして、政治家志望の女性の応援。
地方都市で頑張る元女性社長の応援に9月に行ってきます!!
私が社外役員や顧問としてかかわるスタートアップには、女性活躍と男性の育児参加を進めています。
実はスタートアップの方が、最初から女性役員を入れようとか、男性の社長が育児していたりと、進んでいるところも多い気がします。
今日はこれから友人のシャンソンライブに行ってきます!
※去年のジェンダーギャップ指数について過去記事
↓ ↓ ↓
ジェンダー・ギャップ指数2022|イマジンネクスト社長笹川祐子のブログ |株式会社イマジンネクスト (imaginenext.co.jp)
※東京大学の総長もメッセージを出しています。
日本のジェンダー・ギャップ指数(2023年)について(総長メッセージ) | 東京大学 (u-tokyo.ac.jp)
※こちらの記事も参考まで
↓ ↓ ↓
ジェンダーギャップ指数とは?なぜ日本は過去最低の125位なのか課題と問題点【2023年】 – SDGsメディア『Spaceship Earth(スペースシップ・アース)』
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