2025.01.04 本・読書
「傲慢と善良」辻村深月
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子（https://twitter.com/imaginenext_ceo）です。
去年も面白い本、作家、小説と出会えて、その振り返りをしているところですが、年末最後に読みだした（正確に言うと、オーディブルの耳読）
辻村深月の「傲慢と善良」
辻村さんの愛読者として、この小説もすぐ購入していたのですが、昨年は移動が多く、読書はほとんどオーディブルで聴くようになっていました。
なんと、大晦日の31日に、オーディブルのトップページに、この「傲慢と善良」の配信がスタートされ、三が日で読了。
この小説は累計100万部売れ、話題作で映画化されたのですが、私自身、作家が好きなので、内容をよく知らずに読んだのですが、さすが！
自分の傲慢さと善良に気付ける、婚活小説です。
私の周囲でも、若い世代、20代から40代の方々が、熱心に婚活をしたり、婚活アプリを活用していますが、「なかなか難しい」という声が多いのです。
こんな素敵な男性（女性）がどうして結婚できないのだろう？といつも不思議に思うのですが、この小説で、婚活市場の状況がよく理解できました。
男性、女性の心理描写が秀逸。
小説なので、ネタバレは避けたいですが、話の構成で、こういう所とも交差させるのかと、唸りました。
期待を裏切らない小説家で、まだ全作品読破できていないので、他の作品も楽しみです。
そして、この「傲慢と善良」という言葉から、昔読んだ、「高慢と偏見」という恋愛小説を思い出しました。
イギリスのオースティンという作家の古い小説ですが、また読んでみたいです。
また東京都の事業で小池百合子都知事が注力している婚活アプリ。
応募が多すぎてと・・・さんまさんのテレビでお話されてようですね。
この最大の特徴は、AIが自分に合う相手を探してくれるとのこと。
結婚の成約数、そして出産数が増えることを祈ります。
傲慢と善良。
私は謙虚に謙虚にと思っているけれど、でも自分の中の傲慢さに気づく、向き合えるものでした。
残酷な中にも希望がある読み応えのある小説でした。
婚活中の方にはぜひ読んで欲しいです。
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