2016.11.09 ライフリノベーター
【匠アカデミー　リノベーターズ】「自分が死んでも残るもの」

キーワード：匠アカデミーリノベーターズ

トランプが勝った・・・
くらくらっときました・・・

さて、
50代からの人生第２幕
生涯現役、夢と希望を持って働ける道筋を提案。
大工・職人養成学校

「匠アカデミージャパン　
リノベーターズ」
理事長の笹川です。
 
今日の東京は、すっかり寒くなりました。
北海道の実家では、田んぼに雪が積もり、
父いわくこれはもう融けないなぁ・・・
冬を迎えています。
 
匠アカデミー　リノベーターズ
2回目の授業が終わりました。
初回欠席者の数人が今日から揃います。
 
さて、初回の授業で、大工の棟梁である
講師の斉藤さんから、
職人の道理、心構え、モノ作りの考え方を教わりました。

その心意気ですが、
「職人が手で作る仕事は、自分が死んでも残る。
 
いい心も悪い心も残る。
作ったものは売買するから、想いが込められたものが残る。
 
職人としての基準は、
 
練度（訓練を積み重ねて得られる、熟練の程度）と情熱。
 
日本人としてのアイデンティティ。
 
建築のプロとしての誇りを持った仕事をする。
 
たとえ言われなきゃ分かんない部分でも、お客様の暮らしを思って、より良くつくる。
 
コスト削減や手抜きなど、目の前にお金がくるとぐらつくが、それをやってしまったら、おしまい。
 
千年の木は千年持たせるように造る。
 
お客様との信頼関係が大切。
 
お客様の立場に立って、作る側の立場から問題点を話し合う。
 
真心でつくる。」
 
こうやって言葉にしてみると、当たり前のことのようでいて、深みがありますね。
 
ライブで聴くと、朴訥な語り口の中に、長い人生経験と職人技が練られた、説得力を感じさせるのです。
 
私が感動したのは、職人さんに限らず、一流の仕事の本質は同じだということ。
 
自分が死んでも、職人が作ったモノは残る。
 
作家は、作品を残せる。
経営者は、会社を、人材を、ＤＮＡを残すことができるはずだがそういう人はどのぐらいいるだろうか。
 
お金はもちろん大事ですが、財宝より人財を残したい。
 
果てしない戦いのような気がしますが、
こういう匠アカデミーの取り組みもそのひとつなのだと大きな意義を感じ、この6回コースをより良きものにしたいです。
 
授業中のうんちく、へぇーっ、そうだったのか！などお伝えしていきます。

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