2016.12.02 今必要なビジネススキル・マインド
少し損するくらいがちょうどいい　お金持ちが共感する「繁栄の法則その二」

キーワード：セミリタイア

私が長くお付き合いさせてもらっているお金持ちの方がいます。

私が出会ったころは会社経営をされており、50歳でセミリタイアするんだと宣言されていました。
50歳でセミリタイアということは、90歳まで生きるとして、その後の40年間の生活費を稼いでおくということだから、凄いですよね。

その方は、ご自身の計画通り、50歳でセミリタイア。
その後、ずっと悠々自適というか、といっても、遊びや趣味に忙しい日々を送っています。
セミリタイアしてもうだいぶん経つのに、お金は全然減らないそうです。

先日お会いしたときに、「君のブログに会った、あの断食の先生の『繁栄の法則』、あれ、俺も読んでみようかな？」と言うので、謙虚な向上心のある姿勢にびっくり。

「えー、だって、○○さんは、もう会社経営してないし、十分繁栄されてるじゃないですか。
いまさら、読まれなくても・・・」

「だけど、経営者じゃなくても、読んで素晴らしい本でしょう。
なんていうか、自分の生き方の確認というか。
ほら、お人好しでいいって言われているじゃない。
俺もさ、少し損するぐらいがちょうどいいって。
これで良かったと思える人生なんだ」

そんな境地に私がいくのは、どのぐらい先だろうと思いながら、話を続けました。
お金の使い方、払い方はもちろんですが、日常の中の心構えやちょっとした気遣いも、お金持ちになる人は違います。

「俺さ、たとえば、6人でバスに乗って、だれか補助席に座んなきゃというとき、一番に補助席に座るようにしているんだよ」

素敵な習慣ですね。
自分だけは絶対損はしないとか、リスクヘッジは重要なことですが、長い目で見れば、帳尻あうのではないでしょうか。

お金持ちのこの方も、「自分だけ儲けようとか、一人占めしようとか、そういうのはだめだよね。
余裕あるときはどんどん譲ったほうがいいよ」
この本は、北川八郎先生の「繁栄の法則その二」です。

本の中でこう言ってます。

「私たちはこの生で＜人になしたこと＞をすべて自分が受け取るように仕組まれている」
だから早い時期から人々に「良きことをするクセをつけよ」

きっと人生の後半で報われるのです。

「お人好しになって、ひらすら良きことをなせ」

日本人はお人好しの人が多いから、この本を読むと、胸がすくわれる気持ちになるのではないでしょうか。
私もお人好し過ぎるので、反省するのですが、逆に勇気と希望でいっぱいになりました。

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「繁栄の法則その二」
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