2013.06.04 本・読書
和田裕美の性格がよくなるメールの書き方
知らないうちに相手をカチンとさせていませんか?
「悪い例文」満載!
嫌われる文章、書いてない?
和田裕美さんの新刊です。
私はよく社員たちに、これからのビジネススキルと人間力アップに、身に付けて欲しい技術として、「メールの書き方」を話しています。
今期は、社長の数字研修や、経営理念研修、賃金体系研修など予定していまして、「メールの書き方」もカリキュラムにあるのです。
大事な話はやっぱり直接会って、または電話で話すのが基本ですが、もはやメールも大切なコミュニケーション手段の一つ。
相手を思いやり、自分の伝えたいことをきちんと書く、というのは、なかなか難しいことです。
なので、この本は「幸せになるメールの書き方」を学ぶのに、まさにぴったり。
全社員への課題図書としました。
それから、この本には、悪いメールの例がたくさん集められています。
それを和田流に書き換えています。
実例の中には、結婚相談所に登録したある女性が、数名の男性から受け取ったメールもあります。
自分もこんなメール、人に出してないだろうか!?
ドキドキしながら、ぜひ、ご自身でチェックしてみて欲しいと思います。
そして、あー、こんな受け止め方されるんだ、と相手の気持ちをくみ取る勉強になります。
そして、「8つの基本で文章が変わる!」
そのひとつ、ポジション・ライティングとは、自分と相手の「立ち位置」を意識しながら書く~これはとっても大切な、あらゆる文章の基礎スキル。
文章自体は変ではないのですが、人間関係の立ち位置がわかっていないと、「上目線」となり、相手を不快にさせてしまいます。
私も若い社員のメールを見ていて、時折、注意したりするのです。
この8つの基本をきちんと押さえるだけで、文章能力が格段にアップするはずです。
さて、人から嫌われる文章の特徴とはどんなものでしょうか。
■強引
■自分の都合ばかり
■自慢ばかり
■捨てゼリフ系
■ネガティブ表現
■事務的すぎる
■言い訳が多い
■思いやりがない、ねぎらいがない
■責めている
■いじわるな感情
■ちょっとバカにしている
和田さんいわく、タイトルの「性格がよくなる文章を書く」ことは、言いかえれば「人に嫌われない文章を書く」ということ。
私たちは一日にどの位メールを出しているでしょうか?
ある社長は社員スタッフ含めて、「1日に100通メールを出す」と決めて実行されています。
それは単なる業務命令や指示ではなく、おそらく、ちょっとしたほめ言葉も添えて、元気づけしていると想像できます。
私は社内メールは要件のみでさくっと送っていますが、ありがとう!助かりました!嬉しいです!期待しています!など一言添えるようにしています。
そして、社外の人へのお礼メールなど、最初の出だしは、「相手を主語にする」
相手の話題から入ることを心がけているんです。
和田さんが言っています。
「いいメール悪いメール1日10本、1年では?」
その10本すべてが人の心に届くようなあたたかいメールだったら?
年間3600本以上が、いつも感謝に満ちていたり、ちょっと人を幸せにする文章だったら?
改めて、「幸せなメールを書こう!」と決意させてくれた和田さんに感謝です。
今、こうやってブログ書いていたら、先ほどメール送った方から、「笹川さん、あたたかいメッセージをありがとうございます」とお返事が来て、すごいシンクロしてて、嬉しくなります。
こういうハッピーな感情が連鎖していくと、仕事も人間関係もうまく回るのではと思うのです。
でも、知らず知らず、人を傷つけるメールを出していることもあると思うのです。
謙虚に振り返ることのできる素晴らしい本です。
そして、今やメールを上手に書けることで、ビジネスも人間関係も豊かに広がる、成功する時代です。
ぜひとも身に付けるべきスキル、必読の本です。
☆今日の一冊
「和田裕美の性格がよくなるメールの書き方」
著者:和田裕美
- 和田裕美の性格がよくなるメールの書き方―知らないうちに相手をカチンとさせていませんか?/光文社
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。
★笹川祐子 プロフィール
★ライフ・リノベーター宣言
社員研修を検討中の方へ
社員のスキル向上で、このようなお悩みを抱えていませんか?
- 外国人を採用しても、すぐに辞めてしまう
- 言葉・文化の壁があり社内コミュニケーションがうまくいっていない
- 日本のビジネスマナーや商習慣を理解してもらいたい
- 新人の配属前に、役立つ研修を色々と受けさせたいが、何かメニューを提案してほしい
- 後輩の指導をする先輩社員が悩みを抱えている様子がある
- SEのコミュニケーション力をUPさせたい
- 新人や事務スタッフのパソコンスキルを向上させたい
- リモートワークを導入しているけれど、Microsoft 365のアプリが上手く使いこなせていない
- プログラミング教育など、新人研修の講師が不足している
- メンタル不調になるメンバーが最近増えてきたので何か対策をしたい
- 健康経営を推進するために、従業員の健康意識も高めたい
- ハラスメントへのリスク意識を高め、安心して働ける職場環境をつくりたい
内容や時間等、一社一社に合わせてカスタマイズしていますので、研修一覧に記載のないものでもお気軽にご相談ください。
CATEGORY
- 介護 (4)
- マインドフルネス (11)
- ジェンダー、社会課題 (29)
- 匠アカデミー (16)
- 起業・経営・会社 (518)
- ライフリノベーター (76)
- 幸せなM&A (13)
- 本・読書 (324)
- 今必要なビジネススキル・マインド (94)
- 寄付・支援・CSR (41)
- 北海道・道産子 (92)
- 異業種交流・女性経営者会・社長仲間 (68)
- 自己啓発・講演・セミナー (160)
- 神社・温泉・国内旅行 (81)
- 海外 (25)
- 日記 (328)
- 音楽・映画・ドラマ (67)
- グルメ・ワイン (12)
- 風水 (64)
- 健康・美容 (93)
ARCHIVE
- 2024年+ -
- 2023年+ -
- 2022年+ -
- 2021年+ -
- 2020年+ -
- 2019年+ -
- 2018年+ -
- 2017年+ -
- 2016年+ -
- 2015年+ -
- 2014年+ -
- 2013年+ -
- 2012年+ -
- 2011年+ -
- 2010年+ -
- 2009年+ -
- 2008年+ -
- 2003年+ -