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2020.04.29 今必要なビジネススキル・マインド
コロナ時代の政治家に期待したいこと。

キーワード:ZOOM話すテンポ

こんにちは。笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

今日からゴールデンウィーク初日。

例年であれば、我が社では、ゴールデンウィーク商戦で、販売系スタッフは大忙しというところです。

ですが、日本中、去年とは全く違う長期休暇となりますね。

お天気も良く、ウォーキングがてら、神社詣りしてきました。

医療従事者はもちろん関係官庁や政治に携わる方々、生活インフラを支えてくださる皆さんには、連休どころではなく、感謝いっぱいです。

さて、先日、ある動画の対談番組を見て、衝撃を受けました。

コロナ前と時代が変わってしまったことを、政治家や経済人、社会のリーダー、

特に年配の方は(私自身含めて)深く認識し、新しい時代を切り開いていくこと、ビジョンを示すことの大切さを痛感します。

コミュニケーションの取り方も、短い時間の中で、相手にわかりやすく、伝えられるか、大きなポイントです。

若者に人気のあるオピニオンリーダーの番組に、次期総理候補かもしれない大物政治家が出演されました。

Aさんとしましょう。

この番組では視聴者が瞬時にコメントを書いていきます。

登場した時には、大物感漂っていましたが、だんだん、視聴者のテンションが下がっていきました。

ゲストには、レギュラーの専門家がいて、この人が実にカッコよく、わかりやすく、話してくれるので、対照的に見えました。

残念だったポイントはいくつかあるのですが、

気になったのは、他の人と、話すテンポが違うのです。

 Aさんの独特な喋り方は、私は好きですが、こういった動画の対談番組では、まったく浮いてしまっていました。

そして、聞かれた質問へも、端的に答えず、戦争時代の話しになったり、話が長く、わかりづらいのです。

身びいきの私ですらそう感じるのですから、よく知らない若い世代の人たちから見たら、多少、イライラ感が募ったかもしれません。

もし私が Aさんの秘書なら、まず事前に番組をみておきますし、

この番組の過去ゲストの回をスマホでも見せながら

「先生、こんな感じでテンポよく進んでいきますし、視聴者のコメントが瞬時に入ってきますから、ふだんより、ちょっと早口で、要点をポンポンとお話しされたらいかがでしょうか」

視聴者の知的レベルを伝えておきます。

どんなに大物になっても、事前の予習や練習って大切だと思うのです。

おそらく通常のテレビ番組と同じように、ご本人はやってきて、もしかしたら、いつも、ははーって感じで持ち上げられ、お話しされているかもしれませんが、双方向の動画番組は違うのです。

まして、タイトルは「危機のリーダーシップ」

冒頭で、 Aさんは、今まで毎晩多い時は3件ぐらいの会合を掛け持ちしていたけど、今はそれもなく、毎日夜6時には帰宅しているとのこと。

おそらく視聴者も思ったと思うのですが、じゃあ、その3件の会合は、いらなかったということ???

いまどき、私の周囲の経営者たち、会食は行かないけど、その代わりにZOOM会議やZOOM交流会、飲み会など、忙しく、情報交換や今後の戦略を練っています。

たとえ帰宅が早くなっても、この有事の際に、夜でもオンラインで陳情を受けたり、情報交換するツールを年配の政治家は持っていないのであれば、早急に対応できるようにされたらいいと思いました。

いえ、きっとされていますよねぇ。

 

そして、極め付けは、「総理を目指されますか?」と聞かれて、

「手段としてね」と答えられたこと。

これ、私の感覚としてはよくわかるのです。

起業される人、やむにやまれぬ思いのある人、顧客のために、社会のためにより良いことをしたい、そのためには自分がリスクも取って社長になって、実行しよう。

私もそうでしたから、この Aさんもより良い社会や国家の実現のための手段であると思われているのではないでしょうか。

私の浅はかな解釈で全然違っていたら申し訳ございません。

ただ、期待する視聴者、国民としては、「手段としてね」と言われると、どうでしょうか。

「総理を目指すか?」と聞かれ、「もちろん。自分は総理大臣になって、こういう世の中にしたい、こういう国家を作る、一緒にやろう」というビジョンをみなさん聞きたかったと思うのです。

もちろん、番組の中で、 Aさんは良いお話もたくさんされていました。

豊かな中間層を維持し、教育格差をなくす。

サービス業に従事する人のスキルアップをやっていく。

国家の設計図を描き変える。

今変えられないで、いつ変えるのだ、と。

聞かれた問いに、シンプルにわかりやすく、短い言葉で言い切る。

この辺は、元小泉首相や小池都知事は上手だと思います。

 

私が残念だなぁと思ったのは、どんなにご本人が素晴らしい政治信条や哲学を持たれ、人望もあり、人間性が素晴らしく、有能な方であっても、それが伝わらないと、意味がないということです。

政治家の選挙もこれから大きく変わるのではないでしょうか。

集会や支援者に握手して回る、ということが物理的にできなくなれば、オンライン上で、わかりやすく話す、カリスマ性を発揮する、今の力にプラスアルファ磨きをかけなくてはいけません。

コロナの時代の選挙戦略。

おそらく既に考えられていると思います。

それから、経営者は、政治がどうであろうと、利益をだし、会社を存続させていかなくてはならないと、私はずっと思ってきました。

ところがこの自粛で、倒産しそうな中業企業がたくさんあります。
もちろん、コロナ以前の問題があるところもあり、国家が抱える問題の縮図です。

 

平成の30年間。

日本人の平均所得は下がり、株価もそう上がらない。

新卒の初任給が、20年ぐらい、ずっと20万。やっと差が開いてきましたが。

労働生産性があがらない。

このコロナでは、現金のお札やコインに菌が残るかもで、お店によっては、現金払いを遠慮してくださいと。

これをきっかけに、キャッシュレス化が早く進むと思います。

日本中で、キャッシュレス化やペーバーレス化、デジタル化の遅れには、既得権益を守るものがあったのかもしれない。

もっと政治主導で早めてもらうためにも、政治の上層部にいる方たち、自ら早くデジタル化してほしいと切に願います。

10万円の支給だって、アメリカに住む妹は連絡もなくすぐ振り込みがあったそうで、この手続き申請等、簡便にスピーディにできるようにしてほしいです。

今回、私が感じたことは、 Aさんだけではなく、日本の古き良き時代、経済成長を遂げた成功体験を持つ年配世代、自身への戒めを含んでいるのです。

50代の私も進化していって、アフターコロナの時代を生き抜いていこうと思います。

 

 

 

<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

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