もし坂本龍馬が現役大学生だったら｜イマジンネクスト社長笹川祐子のブログ |株式会社イマジンネクスト

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イマジンネクスト社長笹川祐子のブログ

2012.05.01 本・読書
もし坂本龍馬が現役大学生だったら
キーワード：坂本龍馬政治経営経済

ＧＷの連休、いかがお過ごしでしょうか。

とっても面白く、わくわく読んだ本をご紹介します。

「もし坂本龍馬が現役大学生だったら」
～～～日本に維新を起こせ～～～

大学の勉強はそこそこに、さまざまなバイトに明け暮れる大学生の龍馬に転機が。
テレビでよく見る名解説者の命を救った御礼に、自宅に招かれ、日本の現状を知り、何か行動しなければと苦悩するのです。
そして紆余曲折いろいろなことがあるのですが、明治維新の原動力となった坂本龍馬のごとく、日本中を巻き込んでいくんです。

私たち日本人は、誰もがこのままではいけない、まずい・・・と感じているのではないでしょうか。
でも、利権やしがらみや自分の生活に、がんじがらめになっているのではないでしょうか。
日本人はボーっとしていると言われますが、座して死を待つ、というか、ＩＭＦの統治下に万が一入るようなことの前に、日本人自らの手できちんと改革ができると信じたいです。

日本の国の現状を家計にたとえると
月収40万少々の収入で、毎月の支払いが77万あり、不足の37万円を毎月借金していて、その借金が積もり積もって、ローン残高7,300万円。

どうでしょう。
皆さんのご家庭で考えると、いくら実家がお金持ちといっても、破産に近い状況ではありませんか。
家計も企業も、収入や売上の範囲の中で、支出や経費を使うのが当たり前ではありませんか？

日本はその収入の不足分を増税で賄おうとしていますが、そもそも、税収の予算内でやりくりする、借金を減らす努力を真剣にしていかないと大変なのです。

龍馬は、企業や経営の本などを読みながら、ひたすら考えます。
「税金の無駄使いを徹底的になくしたうえで、国民には負担を強いた後の明確なビジョンを示す。
そういうことができる人がトップになればいいのではないか」
そして、ひとつのある発想が。

「そうかぁ。これは、経営なんだ。日本株式会社を経営することなんだ。
経営ができるのは誰だ？」

「ダイナミックな動きができる創業社長ばかりで政治をすれば、日本は元気にならないか？
みんな凄腕営業マンで世界で国内の商品を売りまくり！」

「経済人といっても、これまで
世の中になかったサービスを生み出した創業社長やとんでもない赤字状態を打破した経験のある経営者、多くの消費者に支持を得られる経営者」

龍馬に賛同する学生仲間、志士たちも増えてきました。
そして、みんなで大臣を選びます。
この学生さんたちが選ぶ組閣リスト。
これがまた面白い。

ソフトバンクの孫さんはじめ、皆さんもご存じの有名な大社長や起業家ばかりです。
自分だったら、この社長を入れたいな、そんな風に議論が出るのもいいことだと思う。
私たちは政治や政治家を簡単に批判するけれど、
でも、選んだのは私たちなのですから、お互いに、鏡なのだと私は思うのです。

私は個人的には、政治に、経営感覚を入れることはぜひやってほしいと考えています。
もし、内閣の全員が、上場企業を経営した社長たちばかりであったら、こんなに借金は増えてないのでは。

アメリカでは政治の中枢に、スターＣＥＯたちが入っていきますね。
経営者と話していますと、
「国会議員の中で、決算書を読める人がどのくらいいるだろう？
せめてその位の知識は持ってて欲しいね」
そんな話になります。

政治と経営は違う、と言われることもあります。
でも、今は本当に危機です！
（私にも龍馬が乗り移ったかのようです・・・）

一流の経営者は、本質をつかみ、問題解決能力がある。
先送りしない。
ビジョンや方向性をきちんと示すことができる。
約束を守る。責任をとる。
どれも今の政治に必要なことではないでしょうか。

政治に無関心な人が多くても右肩上がりの日本はそれで良かったのです。
でも、これからは、私たちも真剣に考えていく、参加していく姿勢が求められるのではないでしょうか。
そんな志士たちが日本中にあふれるきっかけの貴重な一冊だと思います。

昨日、鎌倉をハイキング。
鎌倉バーグという豆腐ハンバーグを食べてきました！