2012.03.27 本・読書
資金繰らない経営

キーワード：経営

昨日、今日と、この4月からの事業計画策定会議を各部門と行っています。

社長方針を落としていますけど、砂上の楼閣の計画で終わらないよう、練っています。

社長の私自身は、全体の売上、利益はもちろんですが、経営指標でひそかに目標とするイメージがあります。

それは、バランスシート（貸借対照表）

決算書は、社長の成績証明書みたいなもの。

これをお化粧してごまかしてしまうのが、粉飾決算。

経営者が絶対やってはいけないけど、誘惑にかられてしまうのものかもしれません。

さて、私は、バランスシートを、綺麗で美しく筋肉質なものにしたいと。

たとえば、バストは増やして、ウェストは絞って、みたいに比率のイメージをしているんです。

そんなことをわかりやすく書かれている本がありました。

まさに著者の言う「セクシーでクールな貸借対照表」を目指しているんです。

中小企業やベンチャーの経営者はもちろん、起業を目指される方にもおススメ！です。

「資金繰らない経営～まさかに備えて、会社にお金をつくる方法」

著者：柳澤賢仁

帯には、「突然、売上が０（ゼロ）になっても、なんとかまわる会社にしよう」とあります。

これは、現在では、本当に起こりえることですよね。

津波で多くの会社が流されてしまいました。

首都圏直下型地震が来たら！？

中小企業の経営者の大きな仕事が資金繰りではないでしょうか。

御苦労されている方が多いと伺います。

この本には、いま、「資金繰り」に悩んでいらっしゃる方への処方箋があります。

またその一方で、これから起業する人や、新商品・新サービス、新規事業を仕掛けて打って出ようとしている方へ、これからの時代に儲かるヒントもあります。

私がちょっとびっくりしたのは、

「2008年以降、10-15％の企業しか増収で推移できていない」

「日本経済でもっとも企業数が多かったピークが1991年。

この20年間で、100万社以上の企業が廃業や倒産を余儀なくされている」

「起業する人以上に廃業する人の数が多い」

日本経済の活性化には、廃業率を減らし、開業率を増やすこと！

私も若い人材育成からスタートし、起業家支援でもお役にたてるようになれればと考えています。

私は、男性、女性問わず、若い方でも、どんどん起業して欲しいと思います。

ただ、起業には、夢は志しはもちろん、経営の基本的なこと、会計の知識をぜひ押さえて欲しいです。

10％の企業だけしか生き残れない厳しい時代においては、夢や勢いだけでは、志しなかばになるかもしれません。

それは、本当に残念なことです。

そのための教科書としても良書です！　

◆時代を読めるとぶっちぎりに儲かる

◆今、話題のビジネスを研究する

◆トヨタの株価があがらない時代

◆キャッシュが貯まる仕組みを理解する

◆連帯保証をとられないで融資を受ける２つの方法

◆今、世界はどんな企業を高く評価するのか

◆ぶっちぎりに儲かったときの税金対策

などなど。

☆今日の一冊

「資金繰らない経営～まさかに備えて、会社にお金をつくる方法」

著者：柳澤賢仁

著者は、日税研究賞（税理士の部）を史上最年少で受賞された気鋭の税務戦略家。

http://www.yanagisawa-accounting.com/

資金繰らない経営/柳澤 賢仁

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＜笹川祐子の感謝ブログ＞　創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

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