2013.07.25 日記
短気は損気

キーワード：人間関係短気は損気

この間、ちょっとあることで、短気をおこして、「もう帰るから」と立ち去りました。
  
もちろん、仕事上では、そんなことをしたことはありません。
  
お金を払う立場であっても、偉ぶらないことは当然ですが、不手際が続くと悲しくなります。
 
ですが、その時、「あー、こうやって神様に試されているんだなぁ・・・」と頭上から何かメッセージが降りてきて、そうだよねー、大人げないねー、とまた元の場所に戻り、涼しい顔でいました。
 
結果的に、楽しい時間を過ごすことができたのです。
 
「短気は損気」ということわざをご存知ですか。
  
昔の人は、よく使っていたようです。
  
私も年長の方から、「笹川さん、短気は損気だよ」と何度か教えられました。
  
読んで字のごとくですが、気が短くて怒りっぱいと、結局自分の損になる、という意味です。
 
 私は人材会社の社長として、何万人もの履歴書、たくさんのスタッフさんを見てきて、「短気は損気」といつもしみじみ実感しています。
  
一番、まずいのは、
 
 
「感情的なことで爆発して、会社や仕事をやめてしまう」
 
 
「感情的になって、人間関係をぶち壊してしまう」
 
 
これは、大きく人生の流れをも変えてしまいます。
 
 ご本人も後悔するんですね。
 
 「あのとき、辞めなければよかった」
 
 「喧嘩別れしてしまって、そのままになってしまった」
  
私自身も若い時は、気が短くて、カッカカッカしていました。
 
 人生を棒に振るほどの大失敗には至りませんけれども、小さな失敗はいくつもありました。
  
だから、自分に、「落ち着いて！落ち着いて！」と呼びかけていたんです（笑）
  
年を重ねるごとに、人間は、だんだん丸くなるものです。
  
若い時は、エネルギーに満ち溢れていたのだなぁと懐かしくさえなります。
 
とはいえ、一時の感情に流され、仕事や人間関係をなくすのは、本当にもったいないです。
 
ぐっとこらえて、一晩、よく考えてみる。
  
その場ですぐ結論を出さない。
 
友だちに相談したりして、客観的に眺めてみる。
 
 なんだ、たいしことないじゃない、と笑えるようになるものです。
  
まだまだ修行が足りませんが、時々、短気を起こしそうな場面が来ると、「神様が試しているんだなぁ」と、ぐっと深呼吸して、おだやかな自分に切り替えるよう頑張っています。
 
 
 
 
 

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