2023.02.20 本・読書
「40歳からは自由に生きる　生物学的に人生を考察する」池田清彦

キーワード：多様性

こんにちは。

ライフ・リノベーター　笹川祐子（https://twitter.com/imaginenext_ceo）です。

土曜日、朝一で歯医者に行ってきました。

先日、治療してもらったあとの具合が悪く、調整してもらいに。

歯は本当に大切です。

今月、わが社は健康診断月間で、受診しに行っていますが、いくら早期発見されても病気にならないよう予防が一番。

面白そうだと手に取った生物学者の先生の本に、アルツハイマー型認知症は歯周病の感染症が原因かもしれないという論文がでているとありました。

さて、こちらの本。

生物学の学者の池田清彦さんが書かれたもので、著者曰く、

「人間の寿命は38歳。生物学的に考えると40歳以上になったなら、人間は自分なりの規範を掲げ、上手に楽しく生きるようにした方が良い」

というお話です。

人類の進化の歴史、ダーウィンやファーブルの進化論論争、人間の生と死など、生物学的視点から書かれています。

私がびっくりしたのが、生物の多様性から、日本の社会がいかに多様性がない同質性の社会で、それゆえに日本は今や、「衰退途中国」になっているという著者の持論です。

まさに私が論文で研究していたテーマで、もっと早く読みたかった！

失敗した！！と思いました。

ちなみに、私は、性格的に能天気な方なので、失敗も良い経験に変えてしまうのですが、自分が「あっ、失敗した！」と思うのは、「この本、早く読んでおけばよかった。早く出会いたかった」ということです。

こういう学者や研究者のいうことを国はもっと真剣に聞いてほしいと思いました。

「多様性を無視し続けたツケ」「日本は利権社会」「校則を廃止すべき」「30代40代の政治家は50年先を見通せる」等、社会システムを改革する　個人と社会の関係にも触れています。」

著者は75歳になるそうですが、YouTubeとVoicyの配信をやっています。

本をあまり読まない方でもぜひこちらの動画をご覧になっていただければ。

最後が

あとがきの最後が、素晴らしい。

「人生は短い、働いている暇はない」

私はこれを今の自分流にアレンジしては、いくつか口ずさんでいます。

「人生は短い、酒を飲んでる暇はない」

「人生は短い、毎日楽しもう！」

「人生は短い、今、ここにを大切にしよう」

「人生は短い、嫌なことはしない」

読み応え十分の本です。

私はアマゾンオーディブルの聞き放題で、歩きながら、3回ぐらいは聞いています。

著者の他の本も楽しみです！

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