2023.05.05 本・読書
「お金の引力」著：末岡由紀

キーワード：年収1億円道産子社長

こんにちは。

ライフ・リノベーター　笹川祐子（https://twitter.com/imaginenext_ceo）です。

ゴールデンウィークは北海道に帰省しています。

今日は、お墓参りに、神社へ。

北海道はこの時期が桜のお花見。

道の駅で、いつもの美味しい焼き鳥を買ってきました。

さて、道産子社長の仲間の末岡由紀さんが、「預金残高391円だった僕が　資産10億円になれた　お金の引力」という本を出版されました。

ちょうど帰省の飛行機内で読み始め、いわゆる成功本やお金持ちになるには、という本とは違う、至極まっとうな本だと感じました。

実家に遊びに来ていた甥っ子に是非読んでもらいたくて、彼が帰る前に読了し、渡すことが出来ました。

読後の感想としては、とっても心の温まる、感謝の気持ちが深まるものです。

この本では、お金持ちになった人は、「お金の引力」を高めたからと言ってます。

「お金の引き寄せ方（お金の引力）の源泉は、他人に思いをはせる力。

人を思いはせる力を読者が学び活かせるような本にしました」という著者の熱い思いが伝わってきます。

そして、このお金の引力とは、最短でお金を増やそうとか、楽して稼ぐということではなく、長期的に資産を築いているお金持ちは、段階ごとに「お金を増やす方法」を変えていくと、教えてくれています。

「年収200万以下の人が、年収450万を目指すのと、
年収2000万の人が年収1億円超を目指すのとでは、やり方が違う」

本書ではこの段階ごとに

「マインドのつくり方」

「仕事の向き合い方」

「お金の知識」

を具体的な行動や事例と、わかりやい呼びかけるような文体で伝えてくれます。

著者である末岡さんのお金持ちの定義は、

「お金と時間と場所から解放され、人生の夢をかなえ、多くの人から愛され、自分の生み出した富を多くの人に還元している」

とあります。

まさに素敵な生き方です。

私は若い人から「年収1千万を目指したい。どうすれば稼げるようになりますか」と聞かれることも多いのです。

でももしそれが、今はまだ年収200万以下だとしたら、まずは年収450万、700万と段階を追っていくことが大切よと、この本をプレゼントしようと思います。

当たり前のことですが、楽して、すぐに稼げるというものはないのです。

もちろん、なかにはすぐに大金を手にする人がいても、長期的に稼ぎ続ける、資産を保有できることは稀です。

私自身、20年ほど前に、心豊かに幸せな私の理想とするお金持ちの女性社長がいて、「どうやったらそんなお金持ちになれるのですか！？」と聞いたことがあります。

「蓄財には、長い年月がかかるものなのよ。あなたはまだまだこれからよ！」と仰っていたことが、深く心に刻まれています。

著書にある、マインドセット、仕事への向き合い方、お金の知識。

この3つは、どれか一つが欠けても、成り立たない、とっても重要なものです。

現代は、情報資本主義社会です。

真面目に一生懸命働いても報われる業界、業種、職業があると思います。

人手不足で若い人は引っ張りだこ、と言われて重宝されても、実力がついていかないと頭打ちになります。

まずは、段階を追いながら、確実にステップアップしていきましょう。

決して難しくはない、誰もができることです。

もし私が、起業前の20代でしたら、この本の通りにやって、資産10億に絶対なれたと思います！

あとは本当にやるか、やらないか、です。

ただ、コツコツ努力をしていくこと、長期的な視野で見ること、感謝しながら生きていくこと、あたりまえのことが難しいですよね。

ときどき自分を点検しながら。

そして、「結果が明らかにならない努力をしなさい」という、著者自身が恩師から教わったこと。

目の前の努力がすぐ報われるわけではないけど、思いがけない効果を生み出すそうです。

さらに、少し自信がついてきたら、著者の言う、「お金の美しい使い方をする。世の中に綺麗に流れる使い方」をして欲しいですね。

その一つが寄付です。

著者も、「おおげさに考える必要はなく、コンビニやスーパーの募金箱が置いてあるだろう？」と。

私もささやかですが、30代からいろいろな寄付活動をしています。

周囲にも進めていますが（若いうちにはまだ自分の生活が大事です！）「お金に余裕出来たらやります！」という人が多いのです。

私の肌感覚からして、そういう人はなかなか寄付ができないのです。

ささやかな善意、誰かを助ける気持ち、自分だけでなく誰かのためにという気持ちが、「お金の引力」を引き寄せるのだと思います。

末岡さんの夢は、若いころ目指していた歌手になることです。

外見も芸能人のように、大きなコンサートも開催して、その夢をみんなが応援してくれています。

この本は、著者の6人のお子さんへ。

そして、若い方々へ向けて書かれたものです。

若い方へ仕事のこと、お金のことをしっかり教えるには、親御さんや上司となる方にも手に取ってほしいです。

ぜひ、ご一読ください。

★笹川祐子　プロフィール

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