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2024.07.28 ジェンダー、社会課題
多目的(多機能)トイレは適切な使用を。半裸男性と遭遇。

キーワード:多機能トイレ多目的トイレ廃用症候群

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

寝たきりの廃用症候群になってしまった母のリハビリに専念。

みなさんのおかげで、奇跡的な回復をとげ、車椅子で、出かけられるようになりました。

最初は介護タクシーに乗っていましたが、今は普通のタクシーに、車椅子から移動して座って乗れるように。

父の納骨に、札幌の施設から滝川までJRで帰ることができました。

車椅子使用者は、駅員さんの介助が必要となり、札幌駅・滝川駅の係員さんには大変お世話になり感謝いっぱいです。

滝川から札幌に帰ってきて、札幌駅のトイレが混んでいるので、食事場所を探しながら、大きな商業ビルの多目的トイレに行きました。

リハビリして回復したと言っても、まだオムツはしている状態です。

最近、外食のお出かけもできるようになったので、オムツを持って外出しています。

そして、多目的トイレでオムツ交換をするのですが、そのトイレが使用中のことが多く、すぐ使えません。

5分待っては、ノックをするのですが、すぐに出てくる気配はなく、出てきた後には、パンのビニール袋が置いてあったり、健常者のように見える人もいます。

さて、商業ビルの多目的ビルのトイレも使用中でした。

母のおむつ交換を妹に任せて、私は食事場所を探しに行きました。

段差がなく、車椅子で入れるか確認が必要なのです。

お寿司や新鮮な魚介を食べられるお店を見つけて予約をしたのですが、待てども妹と母が来ないので、トイレに見に行きました。

妹は泣きそうな顔をして「ずっと待ってて、あまりに遅いからノックしたら、うるせー!って怒鳴られた」と言うんです。

そこで、長女の出番。

私は、ノックしながら、「あのー、大変申し訳ないのですが~、車椅子でオムツ交換の必要な母を連れておりまして~

お時間かかるようなら他を探さないといけなくて~、どのような状況でしょうか~」

そう尋ねると、「悪い、下痢してんだ」と、扉が開いて、上半身裸の男性が現れました。

「下痢してるから」とすまなそうに言ってくれるので、

「そうですか、お大事にしてください」と他のフロアのトイレに移動しました。

扉を開いたところにベッドシートがあって、医療器具のようなものが並べられていました。

ちょっと不思議に思いつつも「すみません!どうぞお大事に!」と声がけして、他フロアのトイレを探しに行ったのです。

私は店に戻って予約時間を変更し、店の前で待っていましたが、かなり時間がたってから、車椅子の母と妹がやってきました。

なんと、他フロアのトイレでも長く入ったままで、警備員さんに言って、確認してもらっても出て来なくて、もう1階下のトイレも同様にダメで、見かねた警備員さんが、従業員用の多目的トイレに連れて行ってくれたとのこと。

いったい、どのような状況で多目的トイレに、長くこもっているのか。

以前、お笑い芸人さんが、多目的トイレで不倫していた時には、「けしからん!」と笑いながらも思いましたが、

私も普通のトイレに行列ができてるときに、多目的トイレに入ることがあるので、今は、とても反省しています。

多機能トイレは、あかちゃん、車椅子ユーザーや、障がい者、内部障害(人工肛門、人工膀胱)などの急ぐ必要性のある方たちに使ってもらうよう、不適切な使用は控えよう、との啓蒙が必要ですね。

当たり前だけど、想像力や思いやりですよね。

私自身が車椅子の母をあちこちに連れて行くような状況にならなければ気づかなかったかもしれません。

そういう視点で見ると、JRや地下鉄でも、障がい者や車椅子ユーザーが乗るエレベーターは、はじっこにあり、移動が大変だと改めて気づきます。

誰もが住みやすい生きやすい社会は、ひとりひとりの意識や思いやりにかかっていると実感します。

 

 

 

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