2015.03.29 本・読書
本：「幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと」

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囲碁の個人レッスンを終え、いつもの書店へ。

若き外科医が見つめた「いのち」の現場365日という本に魅かれました。
私は先月、脂肪種を取る手術入院をしたんです。
難しい手術だとか、悪性（がん）かもしれないとか、数日の間ですが、死を身近に感じました。
もちろん、すぐに両性のものだと検査結果がでましたし、手術においては、お医者さんはあらゆるリスクを告げるもので、順調に手術は終わりました。私は元々子供の頃病弱で、18歳までもたないと言われていたのに、大学時代はアルバイトを掛け持ちするぐらい元気になりました。
もうひとつの人生をもらったのだから、人さまのお役にたてるよう生きていこうと思ったものです。

でも、人間慣れてしまうと、いつまでも元気でいるような気がしますし、数年前、人生90年計画に立て直しました。
だけど、こういう経験をしますと、いっそう、「いつ死んでもいいように」
「今日を最後の日としよう」「今日が最後なら後悔することは何だろう」
改めて切実に考えます。
私は経営者ですから、事業のことが一番の気がかり。
全力を注いできて、この結果では、死んでも死にきれないなぁと泣けてきます。
でも、著者の「いつ死んでも後悔するように生きる」
えっ？そうかぁ。そういう考え方もあるんだ。
まぁ、私は来世を信じているので、今世頑張って良き転生を迎えることが人生の目標ですが、それも旅の途中でいいのかもしれない。

明日、事故で死ぬかもしれないし、余命宣告されるかもしれない。
最後を迎える患者さんを多く看取ってきた著者からのメッセージです。

●人生は締め切りがわからないプロジェクト
●30代でも100人にひとりはがんで死ぬ
●来年歩けなくなるとしたら、今どこに行く？
●自分の代わりがいくらでもいるから、人は自由になれる
●時とは生きてきたように、死んでいく
●幸せのハードルを、自分で動かす
●いつ死んでも後悔するように生きる
人生を見つめるヒントになる本です。

毎朝、目が覚めて、会社に行って、帰宅し、夜眠りにつく。
そんな当たり前な日常が、世界の他の国から見たら、奇跡のようなこと。
日々、感謝の気持ちを大切にしよう。
慣れっこになってしまうのは、本当に怖い。

お付き合いで食べすぎたり飲みすぎたり、反省。五体満足な肉体を頂いたのだから、がんや成人病にならない食生活や運動、ストレスを貯めない生活努力をしっかり継続しよう。

☆今日の一冊
「幸せな死のために一刻も早くあなたにおつたえしたいこと」
著者：中山祐次郎

幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六…/幻冬舎

￥864

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