2015.06.22 今必要なビジネススキル・マインド
本：「サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的なが出ている」

キーワード：

「なぜ、いくら頑張っても給料があがらないのか？」
これは多くの人に共通する悩みではないでしょうか。
アベノミクスで株価があがり、政府は企業側に賃上げを依頼していますが、応えられるのはほぼ大企業。
中小企業は厳しい実態です。


「いくら頑張っても評価されない」
「部下が言うことを聞かない」
「なぜ、お金が貯まらないのか」
「どうすれば幸せな夫婦関係が築けるのか」

実はこのような日々の悩みに、世界中の学者が研究を進め、「世界最高峰の学者たちが導き出した答えがある」そうなのです。
簡単に手に取った割に（ごめんなさい）深い深い話で、面白い本です。


日本が敗戦後、明治維新からわずか100年後に世界でトップレベルの経済大国になったのは、江戸時代の「読み書きそろばん」、一般人の教育、民度の高さだったというのは、よく聞く話です。


なので、私は、学生さんや新入社員に、まず身につける能力として「読み書きそろばんに、インターネット、会計力」（ＩＴリテラシー、ＳＮＳでの発信力、経営・会計の知識）を身につけて、と話しているんですが、


『いまどき、読み書きそろばん程度では、他国と差別化できません。
大学レベル以上の学問の知恵は日本にまだまだ不足しています
給料の低さを愚痴る時間にきちんとした学問の知恵と、異業種における知恵を学ぶことについやして「新しいやり方」生み出してみましょう』とあり、私の認識を改め、著者のおっしゃることをプラスします。


●「経済成長理論」が解き明かす昇給の謎
●「行動経済学」が導き出したお金をためるための学問的アプローチ
●「ポジティブ心理学」が答えを出した自分の能力を最大限に活かす方法
●「組織行動論」と人間関係好転の秘密
●仕事と組織をうまく回す「プロジェクト・マネジメント」の威力
●科学が立証した幸せになる最も簡単な方法


これは、本当に面白いし、「そうなんだ、やっぱり！」とも思えます。
最新の学問をダイジェストで読めますし、役職者に読んでもらおう。


わが社では、定期的に課題図書を出していますが、社長、役職者、社員が同じ本を読むというのは、同じ共通言語ができるという幻想（笑）です。
でもあきらめずコツコツやっていけば、幻想が現実になると信じて頑張ります。


この本は、超おススメ！
働くビジネスマンの方、悩んだら、コレ！
社長さんは、「給料あげてくださいよ～」という社員にそっと手渡す。
新書サイズで830円。
有効活用、満載です。



☆今日の一冊
「サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な<答え>が出ている」
著者：西内啓
サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)/マイナビ

￥896

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＜笹川祐子の感謝ブログ＞　創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

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