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2015.09.27 本・読書
本:「貯金兄弟」竹内謙礼

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面白いビジネス小説。
著者の竹内謙礼さんのシリーズはずっと読んでて、前作の「猿の部長」は美容室の話も出てくるので、いきつけのサロンの店長に教えてあげました。
今回も美容室から一気読みスタート、また読み返しました。

さて、どんな話か?
アマゾンの紹介から

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エリートだが浪費家の兄と消防士で倹約家の弟。
対照的な二人を通してお金の価値を考える一冊。
『会計天国』に続くビジネスノベル第4弾。

大卒で広告代理店に勤める浪費家の兄と高卒で消防士になった節約家の弟。
幼くして母を亡くしたため、互いに助け合う仲のいい兄弟だったが、人生設計も金銭感覚も正反対。
さらに、ある事件をきっかけに、兄は弟に嫉妬と憎悪を募らせていき…。
両極端の2人にみるお金との賢いつきあい方とは?
貯金からカードローン、住宅ローン、保険、老後資金までがわかるマネー戦略ノベル。
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お金のリテラシーはとっても大切!
だけど、意外とおうちでも学校でも教えられないから、知らないばかりに損してしまうこともある。
特に今20代30代の人たちの老後は、すごく大変なことになると思う。

年金の支給額は減るし、消費税や社会保険料の負担は大きくなるし、手取りがかなり低くなるから、しっかり稼いで貯めていかないと。
なので、若い人で、ふだんお金のことをあまり意識しない人、貯金が全然できない人は、すぐに読むべし。

それと、貯金ばかりしている人にも読んで欲しいな。
そして、家族間の問題を抱えている人にも。
何か大切なことを忘れて年を重ねていくのも残念。

さて、私の20代。
お恥ずかしいことに貯金は全然できていないというか、してません。
経済が右肩上がり。

若いOLでも海外旅行して、ブランド物のバックを皆が持っていた時代。
私はブランド物を身につけたり買うぐらいなら、自己投資しよう。
お給料のすべては飲み代(交際費)、本やセミナー(勉強代)につぎ込んでいました。
仕事も楽しく、マネジメントする立場にもなりました。

お金をバンバン使ってしまう私に、その時、年上でしっかり者の部下が、「笹川さん、月々、1万円でもいいから貯金したほうがいいよ。年間12万。5年だってすぐだからね。60万も貯まるんだよ!」
いつもお説教されていました。
「うるさいなぁ。私は今頑張って、30歳になったら、月に10万位貯金できるようになるんだからさぁ」と威張っていたのものです。

本当に良い時代だったので、転職後、月に10万貯金できるようになりました。
お世話になった会社で子会社を作ってもらい、私も出資させてもらう、原資となりました。

でもでも、もしその時に時計を戻せるなら、年上のしっかり者の部下の言うとおり、20代で貯金しておいたほうが良かったと思います。
今の私なら、若い人にそういうアドバイスもします。

私の場合は、たまたま時代が良く、運とタイミングに恵まれただけ。
貯金がないと、何か歯車が狂うと、大変なのです。
そして、人間、お金のストレスというのは、すごく体と心を蝕むのです。

この小説の中で、エリートだけど浪費家のお兄さんは、すごい苦労します。
小説なので、ネタばれになったら困るので、あまり詳しく言えませんが、アリとキリギリス、老後はどうなるのか?

マネー戦略の勉強になり、すごく本質的な生き方も問われる小説です。
なんにでも、バランスは大事!ってことも。
若手社員の勉強会で課題図書にしてみよう。

貯金兄弟

前作、「猿の部長」の紹介記事はこちら。
http://ameblo.jp/imagineplus/entry-11981426689.html

☆今日の一冊
「貯金兄弟」
著者:竹内謙礼 青木

貯金兄弟 (PHP文庫)/PHP研究所


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Amazon.co.jp

 

 

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