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2015.11.14 本・読書
本:「超一流の雑談力」著者:安田正

キーワード:雑談

なぜこの本が20万部も売れるのだろう!?
(失礼です。ごめんなさい)

10万部を軽く突破、21万部。
30万部行くのでは。(2016年2月1日現在、30.8万部達成!)
私は、賭けてもいいと思うのです。
なぜなら、多くの日本人は、コミュニケーションや雑談に自信がないのです。
私もです。
特に若手の営業マンは、どんなふうに雑談していいのかわからない、と聞きます。

なんと、うちのインストラクターもこの本を買って読んでいました。
私は新卒で営業につき、決裁権の持ってる人に会おうと、積極的にアプローチしていきました。
雑談の大切さを教わり、鍛えられました。
大社長から「笹川さんね、30分の商談中、雑談25分、仕事の話は5分でいいんだよ。
そのかわり雑談の25分が相手の役に立ったり興味持たれないと駄目だけどね」
と、教わり、あるところで、雑談を10分ほどしていたら、「ところで用件は?」と
怒られたりしたものです。
練習を重ね、私の話や視点が面白いと気に入ってくれたところには、私設秘書代わりに呼ばれ
その都度仕事の発注をもらいました。

そして、今、社長の自分は、できるだけ人の話をよく聞こうと努力していますが、
社員には、「結論ファーストで!」と。(あっ、だからうちの社員は雑談力があがらないのか?
社長がもっと社員の雑談を聞いて、突っ込まないと。今、書いてて、脳天ぶち破られました)

この本は、
「意味のない雑談」から「超一流の雑談」へ
仕事の場面はもちろん、プライベートのさまざまな場面で自分をより魅力的に見せたり、
短時間で人の心にふっと入っていく、具体的、実践的な方法が書かれてます。
どれか一つでも、実際にやってみるだけで、効果が確実に出ます。
私の周囲の成功者や仕事のできる人は、この本の中に出てくる具体的な内容を自然とやっています。

◎「なるほどですね、そうですね」という聞き方はしない。共感を呼ぶ聞き方を。
◎あいづちの「さしすせそ」さすがですね!知らなかったです!すごいですね!
◎意見が食い違うときは「うかつでした!」反論や言い争いせず、しなやかに受け流す
◎会話が終わったらすぐメモをとる。記録用の雑談ノート。大事なことは会食中、トイレでお話の袋に書いたり。
◎「ファンになっていいですか?」でハートを打ち抜く。「○○さんのファンになりました!」
◎「この前教えていただいた○○、さっそく試してみました!」出会った人をメンターにする
◎本人がいないところでも必ず敬語。フレンドリーで丁寧な物言いを徹底。
◎まるで十数年来の友人のような電話をする
◎何についての話なのか10秒で伝える
◎つい話したくなるフレーズ「なにか特別なことをされているんですか?」

雑談力は、出会ってすぐ距離を縮めらることも、さらに距離を縮める二度目の雑談もあります。
三流は、会うたびに評価をさげる
二流は、一向に関係が進展せず悩む
一流は、会えば相手が笑顔になる
素敵な表現です。

私は、これを「出会いをご縁に変える」と意識しています。
なので、お客様や会食相手でも、初対面での話や相手のプロフィール、エピソード(趣味、家族構成、好きなものなど)を
メモするようにしています。
そうしますと、記憶力がいいと褒められ、自分に関心を持ってもらうと誰もが嬉しいと思うので、話もはずみます。
でも、こういう事前準備が行き届かず、また同じことを繰り返し聞いてしまったら、残念ですよね。
私も時々反省して、頭をぼこぼこします。
それからビジネス上の雑談は、楽しいより、「相手の役に立つこと」「相手の興味のあること」が大切ですね。
それを探る質問も大事ですし、多くの人が興味を持ちそうな雑談のネタ、情報収集についてもこの本に書かれています。
日本人の男性は、照れ屋というか感情が表に出ない人も多く、こんな話つまんないのかなぁと心配になるのですが
「ちょうど調べたいテーマだった」「最近気になることだったので」などと、あとでメールを頂きます。
相手が関心を持つ、記憶に残るような話をしたいものです。

そして、その根底にあるのが、お役立ち精神ですね。
著者の安田さんは、さすが、大学で教えているので、本の中の「雑談ゼミ」が面白い。
そして、それぞれの章で、三流、二流、一流のコピーが素晴らしい。
著者の今までの本で「インド式」が10万部。
「仕事の哲学」が10万部。
最新刊の「超一流の雑談力」が21万部。
出版業界が不況の今、なんていう奇跡か。
著者の安田正は、もってる人だと思う。
私はこの本を味わいながら、何より、その「もってる人」の空気に伝染されよう。
第8章の「今日から始める雑談力トレーニング」
できるまで、とことんやりきれる人間が超一流になる。
実際にアクション起してみましょう。
「雑談には人生を変える力がある」
たった一言や、日常の習慣で、仕事や人間関係が変わるのは素敵じゃありませんか!
2015 ビジネス書ランキング第一位!
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