2017.10.11 寄付・支援・ＣＳＲ
そらぷちキッズキャンプ　国際セミナー

キーワード：そらぷちキッズキャンプ難病の子どもの支援

北海道へ。
かなり寒かったですが、お天気は晴れ渡り、紅葉が綺麗でした。

札幌支社ではお客様、母校の理事長、お世話になる社長を訪問。
夜は、メンバーといつも行く、野菜やさくらへ。
レタスしゃぶしゃぶが最高に美味しいのです。

さて、今回のメインは、そらぷちキッズキャンプの国際セミナーが滝川・東京で連続開催。
私は理事として関わっており、こちらに、参加、応援させていただきました。

そらぷちキッズキャンプとは

難病の子供たちが、外で遊べる、医療ケア付きキャンプ施設です。

日本初の自然体験型施設で、北海道滝川市江部乙町の江部乙町の丸加高原という美しい景観のところにあります。

ここは、偶然にも私の生まれ育った町でもあるのです。

2004年から計画され、2007年建築工事が始まり、キャンプ受けいれ開始、13年経ちました。

医療関係者、スポンサー企業、ボランティアの方々の情熱に、頭が下がります。

このキャンプは、もともとはアメリカで俳優の故ポール・ニューマンが1988年に始めました。

アメリカのみならず、世界中に広がり、シリアスファンと呼ばれ、現在世界16か所に公認キャンプ場があります。

2016年、そらぷちキッズキャンプがこのシリアスファンの正会員としてアジアで初めて加盟を認められました。

そらぷち国際セミナー開催

今回のそらぷち国際セミナーは、国際資格取得記念イベントとして、創始者ポールニューマンのお嬢さんであるクレア・ニューマンが滝川と東京に来日講演。

札幌や滝川の実家でも、北海道新聞の記事をいくつか見せてもらいました。

クレアさん、現在キャンプのＣＥＯのジェイムス・キャントンさんが、滝川のキャンプに来てくれたのです。

滝川のイベントは、午前中はそらぷちウォーク。
少しさむいけど、子供は、風の子。

午後からセレモニー（表彰式）＆トークショー。
そらぷち代表理事の細谷先生、高橋はるみ知事のご挨拶から。

そらぷちに様々な形で支援、スポンサーしてくださる企業の方々。
誠にありがとうございます！！

創設者のポール・ニューマン（アメリカを代表する名俳優）

トークショーでクレアさんから、ポール・ニューマンがどういう想いで取り組んでこられたか、お話を聞いて感動しました。

「父は、先見力と素晴らしいビジョンを持った人。

難病を抱える子供に、医療体制が整った場所で、両親ともに遊べる、思い出を作れる、安全な楽しいキャンプを作ろう。

寄付をしてキャンプに時々行くのではなくて、ずーっとキャンプにいて、子供たちと一緒に楽しく過ごした。

素敵なコミュニティを作った。

寄付集めのイベントでは、いろいろなキャラクターを演技したり、キャンプではライオンの衣装をまとったり、オズの魔法使いになったり。

また、父は、大変イノベーティブ（革新的）な人。

安全性、医療体制を担保し、より楽しめる方法を模索し、初のプログラムを作るのに熱心だった。

リスクを恐れず、リスクを取ろうとした。

人工呼吸器をつけた子供が雨が降ってきたら、屋内に入らなきゃ、というところをそのまま遊びたい子にはそうさせたい！

エクセレントの上のレベル、ベストな初のプログラム開発をしていった。
父のマインドは世界中に広がった」

という話には鳥肌が立ちました。
偉大な想いが世界中に伝播し、日本でも始める人たちが現れたのですね。

そらぷちキッズキャンプを支えてくださる方々。

この滝川のそらぷちキッズキャンプを運営される事務局の方々。

東京や関西から滝川市に移住されています。

そらぷちの活動に感銘し、聖路加大学病院から、滝川市移住された看護師さんもいます。

このキャンプには全国の医療関係者や学生さんがボランティアでたくさん来られます。

ボランティアの学生さんと話した時に、「交通費とかどうしているの？」と聞くと、「アルバイトしています！」とのこと。

写真はお茶の水女子大学院の学生さんたち。
管理栄養士の試験にみなさん合格されたとのこと。
研究室の先生が熱心に支援くださっているのです。

翌日、東京の聖路加大学日野原ホールで、国際セミナー。

国際セミナー　クレア・ニューマンさんのお話し

さらにクレアさんのお話を伺い、また感動が深まりました。

「父は、感謝の気持ちと寛大さを持った人でした。
自分はすごくラッキーだったと常々感謝していた。
ラッキーで成功させてもらったのだから、どんな人にも寛大で謙虚だった。

容姿に恵まれ、チャンスに恵まれ、俳優・カーレーサー・食品ビジネスに大成功した。
だからその全てを寄付しボランティアに人生を捧げよう。
ボランティアの人へ「私たち自身がラッキーと思えると熱意ある愛情に満ちたものができるね」と。
父の素晴らしい価値観でした」

確かに多くの成功者は「自分は運が良かった」と言いますが、そこに少しは自分の才能や努力の自信があると思うのです。

ポール・ニューマンは、自身の成功にそれほど大きな感謝の気持ちを持って、周囲に寛大さと謙虚さをもって対応されていたのかと感動しました。

まだまだお伝えしたいことがたくさんあるのですが、またレポートさせていただきます。

応援に来てくださった皆さま、先生方、事務局の方々、ありがとうございました！！

そらぷちキッズキャンプのサイトはこちらです。
個人・法人からのご寄付や支援を受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします！

https://www.solaputi.jp

事務局長佐々木さんと看護師の宮坂さんです。

そらぷちキッズキャンプ理事の宮本和俊先生（旭川医大小児科医）の著書

「たたかうきみのうた」
https://ameblo.jp/imagineplus/entry-12410002517.html

2021年の「重症のこどもに主治医が同行」という記事はこちらです。
https://www.imaginenext.co.jp/president_blog/27163/

＜笹川祐子の感謝ブログ＞　創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

★笹川祐子　プロフィール

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